始めましょう

2/26
前へ
/138ページ
次へ
「あ~つ~い~」  とは言ったものの、実際はまだ夏本番ではない。  ただ、バイトが終わった後の汗だくの自分が熱いだけ。 「ほんと、唯(ユイ)の周りだけ温度が違う気がする」  隣からの声。  唯、というのは私の名前。  私は、鷺ノ宮(サギノミヤ)唯。 「……碧(アオイ)、いつからいた」 「ハァハァ(´Д`)ネコ耳メイドたん萌え~(*´д`*)……ってとこから」 「んなこと言うかぁ!!」  そして、この隣で変なことを言っているのは、私の友達。  鷹崎(タカサキ)碧。  中学の時からの友達だ。  さっきみたいに、よく変なことを言うのが玉にきずだ。
/138ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加