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「あ~つ~い~」
とは言ったものの、実際はまだ夏本番ではない。
ただ、バイトが終わった後の汗だくの自分が熱いだけ。
「ほんと、唯(ユイ)の周りだけ温度が違う気がする」
隣からの声。
唯、というのは私の名前。
私は、鷺ノ宮(サギノミヤ)唯。
「……碧(アオイ)、いつからいた」
「ハァハァ(´Д`)ネコ耳メイドたん萌え~(*´д`*)……ってとこから」
「んなこと言うかぁ!!」
そして、この隣で変なことを言っているのは、私の友達。
鷹崎(タカサキ)碧。
中学の時からの友達だ。
さっきみたいに、よく変なことを言うのが玉にきずだ。
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