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「あ。56ページからだが無いと無理だから‥‥‥」
先生がそう言った途端俺は記憶から探し出し暗唱し始めた。
スラスラと読み進める俺に他の生徒達は驚愕の表情になるし先生は教科書と俺を交互に見つめる。
中でも俺の横にいる山本は最初は驚愕の表情を浮かべていたが次第に眼を輝かせて俺を見つめてる。
暫く読んでいたがは!と気づいて用に慌てて先生が言う。
「あ。もういいぞ。」
「はい。」
俺はそう言って席に着いた。
少しして先生は気を取り直して授業を続ける。
俺はそのまま窓から外を見つめる。
(面倒な事になるかな。)
ふと思い俺はため息をついた。
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