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俺は唯呆然と彼らの会話を聞いていた。
そして冷めた口調で言う。
「あまりさ。僕には構わない方が良いと思うよ?多分。碌な眼には会わないと思うし。」
僕の言葉に周囲の生徒達は顔色を変えた。
「何だよ。お前!それ!」
俺は席を立つと言う。
「僕は・・・・・・ずっと1人で良いんだ。」
そう言って教室を出た。
そのまま屋上に向かう。
(多分・・・・・これで俺の周りには誰も来なくなる。これで良い。たった3年の付き合いだもんな。俺のことなんか覚えて無い方が良い。)
俺は給水タンクの上に飛び上がるとゴロリ・・・・・・と横になった。
春の暖かい空気と日差しが気持ちよくて気がつけば眠っていた。
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