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「何故そんなに僕と関わろとするんですか?迷惑なんですけど?」
俺の言葉にそいつは益々嬉しそうな顔をする。
「やっぱり間違いねえ。なあ。どうしてだ?そんなに淋しそうなのに友達を拒否るなんて。
何かよっぽどの理由でもあるのか?」
そいつ‥‥‥山本の言葉に俺は愕然とした。
「淋しそう?」
俺の言葉に山本は大きく頷いた。
「ああ。お前絶対淋しがってる。お前の眼は孤独になる事を拒否ってる。
間違いない。」
山本は得意そうに鼻の下を擦りながら言う。
「俺さ。こういう事には鼻が利くんだよね。」
得意そうに言う山本の様子に俺は眉を寄せる。
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