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俺は大きなため息をついて言う。
「どうせ此処には短い期間しか居ないんだ。それに僕の事なんか直ぐに忘れるさ。だったら必要ない。」
山本は眉を寄せる。
「短い期間ってどういう事だよ?」
俺は肩を竦める。
「さあね。全ては僕が決めるんじゃないから。」
俺の言葉に山本は複雑な表情をする。
「何だよ。お前の親ってそんなに複雑なのか?」
山本の言葉に俺は噴出した。
「あはは。いや。親は関係ないよ。僕の問題なんだ。」
益々混乱した表情をする山本。
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