3つ目の世界

15/15
12234人が本棚に入れています
本棚に追加
/1029ページ
俺は発電所の入り口まで移動した後地上に降り立ち地面に手を置き力を放つ。 俺は全ての人間達をシールドで包み治療を完全に済ませると警戒網の外に飛ばす。 その上で発電所の中央に移動すると地下で膨れ上がって来ている大量の放射能と爆発力を吸収する。 その上で発電所を通常の状態に戻しておく。 「ふう。結構面倒だったな。」 俺は体内を巡る強力な放射能を分解し無害な物に変えてしまう。 そして周囲を見渡す。 急激な地熱の影響で周囲の植物が枯れてしまっている。 俺は苦笑して大地に力を注ぐ。 すると大地は力を取り戻し見る間に植物が芽生え美しい花々が咲き誇り木々が成長した。 俺はにっこりしてそれを見つめた後周囲を見渡して哀しそうに微笑むと言う。 「やっぱりダメか。しょうがねえな。」 俺は扉を開き飛び込んだ。
/1029ページ

最初のコメントを投稿しよう!