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辺りには、気色が悪い血飛沫が舞った。
地の底から叫んでいるような苦痛の声も響いている。
「……くそっ……一匹逃した!!」
流石、闘鬼と言えよう。
逃げた先を歯痒い気持ちで睨み続けた。
帰ろう。
帰って報告を聞かなければ。
そして、次の対策を考えなければ――。
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