崩れた平穏

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ーーーーーー ーー 「で、もう大丈夫なのか?」 「あ、うん!わりぃな!驚かしちゃって」 「いやいいんだけどよ…」 あれから、死んでるのではないかと必死に肩を揺すると顔を上げ、俺を見るなり「き、綺麗だ…」と ほざきやがった。 弱ってなかったら蹴りいれたぞ。ごら。 とりあえず。こいつが転校生か…。と部屋に入れ、何があった?と聞くとボコられたと言う。 どうやらここに来る途中、副会長とやらにボコられたそうだ。 副会長と言えば微笑みの王子と呼ばれるような優男。 そんな馬鹿な…と思ったが、どうやら本当らしい。 真っ青な顔をして「殺されるかと思った…」と言う転校生を見てそう思った。 顔に傷は付いてなくボディと足を主にやられたと言うが…目立たないような所をやるとは陰湿だな、おい。 「あ、俺は神崎柚。よろしくな」 「よろしくな!俺は竹之内歩!」
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