束縛
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唯一俺を忘れさせてくれるのは夢の中のみだ。 朝、目覚めれば……いや、二度と目を覚まさなければと思い床につく。 だが、無情にも朝は再び俺の前にやってくる。 ――このまま消え去りたい―― 「で? 何がいいたい?」 玉座に深く座り足を組む。そして臣下の迷い事を聞くのが朝の勤めだ。
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