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いつも、いつまでも祈り続けるその行為に、未来への儚い希望が乗せられる。
静かな廃墟、崩れかけた祭壇の上、聖母像は世界を憐れむ。
男はその姿に両の手を合わせ、跪き、身分も羞恥もすべてを捨て、ひたすら言葉を紡ぐ。
罪を告白し、赦しと救いを求め、聖母像を通し天へと祈る。
過去の行いを洗い流し、未来の歓喜を予感する、救済の道を歩み行こうとしている。
彼は祈りを最善とする深き者、信じることを最良とする愚か者、即ち、救い難き者。
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