脳内☆中島裕翔

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◎side Yuto Nakajima* 春…。 それは出逢いの季節。 初々しい新入生が楽しそうに学校へ向かっていく。 …なんてことはなく。 中「新学期はじめから寝坊ってどういうことだよ~!鳴れよ目覚まし!あ~もうばかばか!」 ぶつぶつと文句を言いながら、僕は自転車を全力で漕いで学校へ向かう。 今日から2年生だから、クラス替えもあるわけで… 僕、何組になったんだろ? どこの教室行けばいいのかな? 優しい先生だったらいいな~… そんなことを考えながら、僕の自転車は学校に着いた。 廊下に大きく張り出された紙を見て、自分が6組なことに気づく。 よし!そうと分かれば階段あがって教室にダッシュ! ダッシュ! Dash!!(アルバムよろしく☆) だ!← 勢いよく6組の教室へ飛び込む僕。 それと同時にチャイムが鳴った。 中「セーフ…」 ほっと胸をなでおろす。 良かった。間に合った。
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