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バタバタバタっ!!
私が楽屋でゆっくり休んでいると、廊下から物凄く慌ただしく誰かが走る音がした。
すると…
バァンッ!!
「朱音ぇっ!」
「きゃっ!?」
…私の楽屋のドアを開け、勢いよく抱きついてきたのはー…
「んもぅっ、だからいきなり抱きつかないでって言ってるじゃん!…親ちゃんっ!!」
「…だって…我慢の限界!!」
…そう、収録では犬猿の仲だったはずの山田親太朗なのです。
…実は、私達…少し前から付き合ってます。
だからこの事がバレないように、番組ではあえて犬猿の仲を装っているんだ。
「…楽屋で抱きついたらいつかバレちゃうっていつも言ってるじゃん…」
「満更でもないくせに」
「ー…」
そして親ちゃんは私にキスー…しかけたその時だった。
コンコンッ!
「「!!?」」
「朱音、親太朗ー?楽屋でも喧嘩してんのか?;紳助さんが呼んでたぞー。」
声の主は雄ちゃんだった。
「ー紳助さんが?」
「…?」
私達は何の事かもわからないまま紳助さんの楽屋へと向かった。
続く→
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