始まり。

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「シュール、どうした?」 少し枯れ気味の葉の色の髪を 後ろで縛り、 瞳孔まで、髪と同じ色の瞳、 人とは違う、形の耳を持つ、 初老の男性が、 少年に話し掛けた。 少年は、初老の男性に、 すがる様に問いかける。 「なぁチェフィ とうさんのバンダナ、 みてない?」 男性は、右手で 顎に触れながら、答えた。 「ルヴァ様のバンダナなら、 さっきレイトが 洗濯していたよ」
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