君といると楽しいからね

7/30
前へ
/200ページ
次へ
いやはや、時間と言うのはあっという間である。 ついさっきまで終わってくれとか何とか願ってたのが本当かどうか忘れてしまうほど時間の経ちかたは早いな。 時でも駆けたんじゃないかってぐらい早い。飛んではいないが。 今じゃ授業を教えていた先生も受けていた生徒もいない。代わりと言っては何だが、俺が忽然と教室に残り掃除をしているがな。 俺も部活とか初めて普通の高校生らしく、放課後を充分に存分に幸福に満ち溢れながら満喫してもいいだろうに俺は独りで掃除とは何してるんだろうね本当。 かといっても、部活動なんて集団行動に俺見たいな奴が馴染める訳もなく、簡単に拒絶される訳だ。 そんな目に見え透いた半透明未来に預ける希望など無く、やる気も元気も全てが大空の彼方に飛んでいくと言った凄まじい駄目人間だ。よって俺は部活動をしない。悲しいね。
/200ページ

最初のコメントを投稿しよう!

89人が本棚に入れています
本棚に追加