眩しい太陽と青空を見て

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と言う訳で幾つか例を持ってきた。これは実際に起き、俺の体験談と言う名の真実なのである。是非とも参考にしてほしい。 例その一『廊下とか歩いててもぶつかるまで気づいてくれない。悪ければぶつかっても気付いてくれない』て言う事である。説明するのが面倒臭いので軽く省くけどウソは言ってない。 例その二『話しかけても気づいてくれない』どれだけ大声で尋ねても『あれ?何か聞こえね?』『ハエじゃね?』と言うやり取りで事を終えてしまうのだ。 例その三『覚えがない欠席がしばしば』後に抗議してなんとか助かった。 その他沢山有るんだがそれはまた今度と言う事にしておこう。 何故なら若干涙腺が潤んでいるからである。俺の心配をし、ここは遠慮と言う言葉で引き下がって欲しい。自分で振っといてアレだけど。 簡潔に纏めると、俺は余りの影の無さに『何やっても人に気づかれない』のである。 して、これだけ大きな悩みが二つもあると当然付いてくる悩みがもう一つあったりする。 金魚のフン感覚でついて来るこの悩みの絶望感や存在感は尋常では無い。魔界から天界までの距離があり、どうやっても手が届かずの施しようのないその悩み
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