離れたくない

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和喜「歩美...」 歩美「ん?なあに?」 和喜はとっさに歩美の腕を掴む 和喜「......」 歩美に、さっきの胸騒ぎ起きる 歩美「...和喜?」 和喜「今日でもう来ないでくれ」 歩美「へっ!?」 歩美を不安が襲った 和喜「今日でお見舞いに来ないでくれ」 歩美「なっ...何言ってんの和喜...」 和喜「今日でオレと会うのは終わりだ...」 歩美「和喜...何言ってるかわからないよ...」 部屋にまだ居た看護婦は ハッとした顔で 口元を押さえて部屋から 飛びだしていった 歩美と和喜は気づいていない 和喜「...もう来ないでくれ...」 歩美「いやだよ!!和喜の傍に居たいよ!!」 和喜「頼むよ...歩美...」 歩美「嫌だ!!、離れたくない!!」 この時の和喜と歩美の声は かすれていて 泣きそうな声だった 和喜「...頼むから...お願いだよ、歩美!!」 「もう来ないでくれ!!」 歩美「はっ!?」 歩美は和喜が叫んだ事に 驚き、泣きそうな顔をしていたため 病室のドアに向かって走った ドアを勢いよく開け飛びだした 歩美は 病室の外で 足がすくみ、座りこんでしまった
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