ワカレ

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島野「先程、和喜さんがお亡くなりになられました...」 歩美「へっ...!?」 歩美は携帯を落とした 歩美は 携帯を拾わず 玄関に走った 簡単に靴を履き 玄関を開き走った 行き先は病院 島野さんは受話器越しに聞こえた 扉の閉まる音を聞き 受話器を降ろす 歩美「和喜!?和喜!?和喜!?」 歩美は無我夢中で走った 和喜の名前を叫びながら 走った 15分後 歩美は和喜の病室の前に居た 歩美は 病室の扉をおもいっきり 開いた そこには ベッドを囲む様に和喜の家族と医者、看護婦が居た 島野さんも居た みな、暗い顔をしていた 父親は窓の外の青空を眺めていた 母親はパイプイスに座り ハンカチを口元にのせ 泣いていた 和喜の妹は母親を 慰めながらも泣いていた ベッドに寝ている和喜の 顔には白い布がのせられていた 歩美「か、ず、き...?」 「和喜!?」 「和喜!!」 「いやぁぁぁぁぁ!!」 病室に歩美の叫びが広がった 歩美「和喜!!和喜!!和喜!!」 「嫌だよ和喜!!」 「一緒に生きて死ぬって約束したでしょ!!」 「約束破らないでよぉ!!」 歩美は動かない和喜にすがり泣いた
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