幸せ

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歩美「和喜...今日、結婚式だよ」 「綺麗でしょ私?」 「憧れのウエディングドレス」 「見てくれてるかなぁ?」 歩美は 控え室の窓から空を見上げ 和喜に向けてしゃべっている 歩美「私は幸せになるからね和喜」 「私の幸せな姿みて嫉妬でもしててね和喜」 「私を見守っててね和喜...」 歩美の瞳から雫が落ちた そこに 一人の男が入ってきた ???「歩美、そろそろ時間だ、行こう」 歩美を呼びかけた男 歩美の新郎 和喜ではない男 歩美「うん、行こう、渡」 涙を拭いて 立ち上がる歩美 渡「歩美...和喜にオレ達の幸せを分けてやろう」 「分けてやるにはオレ達が沢山幸せになるんだ」 「な、歩美...」 「もう泣くな」 「和喜もオレも傍に居てやるから」 歩美「うん、ありがと」 「さぁ行こう」 「始まっちゃう」 渡「あぁ」 歩美は渡に手を引かれ ゆっくり歩きだした 『綺麗だな...歩美』 歩美「はっ!?」 歩美はとっさに後ろを振り向く だが誰もいない だけど歩美にはわかった 和喜が傍にいる事を 見守っている事を 満面の笑みを 和喜に向けた... 歩美「ありがと、和喜」
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