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歩美「そうだよね...」
「それでね私考えたの」
歩美の顔は決意を固めた
様な真面目な顔をしていた
歩美「私達がいつまでも一緒に居られる方法を」
和喜「えっ?」
和喜はドキッと胸をうたれた
歩美「私、和喜が好き、大好き」
「和喜と一緒にいたい、ずっとそばにいたい」
「こんな私だけど和喜のそばにいさせて」
和喜「...それは、告白と受け取って良いのか?」
歩美はコクリと頷く
歩美「私の事、嫌いだった?嫌なら嫌で良いよ」
歩美は少し泣きそうな顔をしていた
オレは歩美のその顔に弱い
歩美の泣いてる時は
いつもそばにいてやった
だから、オレはその顔を見ると離れられなくなる
いや、離れたくない、離れてはいけない気がした
それに歩美を嫌いじゃない
いや、好きだ、大好きだ
オレもこの思いを伝えなくては
和喜「嫌いじゃない、オレはお前が好きだ」
「大好きだ歩美」
歩美「はうっ!?」
歩美はビックリしていた
和喜はそんな歩美に手を差しのべた
歩美がその手につかまり
ベンチから立ち上がった
そして
和喜は歩美を抱きしめた
二人の唇が重なり
その日、二人は新たな約束をした
『一緒に生きて死ぬ』
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