~一談~春風吹くは始まりの夜

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三年生の椿野 理恵(つばきの りえ)先輩だった。 「私もあまり、勧めないな…でも最終的決めるのは、君達だからねえ。もし行くなら、気をつけてね。ヤバイと思ったら逃げなさい」 「え…逃げるって?」 理恵はそう言って教室の方に向った。そして、理恵の言うことに、えっと思う2人だった。 「それでも行くの?」 その後、実花が最後にもう一回聞いた。これでも、まだ行くといったら仕方なく折れようと思っていた。 「行くに決まってるじゃない。こんだけ言われたら、余計気になるしね実花はどうすろの?」 やはり由は、あの輝かせた目で少し興奮気味に言った。実花はやっぱりかと、心で思いながら 「分かったいきますよ」 「やった!!ありがとね実花」 満面の笑みで実花に言う由。だがやはり、実花は複雑であった。そして、昼休みが終わり、午後の授業となった。その間に由は、他の子や友達を何人か誘ったらしく。放課後には、実花と由以外に4人集まっていた。 「やっぱ行くのか?」 その声は輝だった。輝は帰るようで、勉強道具をカバンにしまっていた。 「何よ。何か文句ある!?」 朝の一件以来、輝が受け付けないらしく少し喧嘩口調で言う由。それをあしらう形で由達に 「いや、自分達で決めたんならいいんじゃない。ただ」 「ただ?」 輝のコトバに反応したのは、由じゃなく。実花だった。
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