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「まぁ、アナタの性格はよく分かりました」
「‥‥‥」
急に真面目になった?
「私の思った通りの人でしたよ。アナタは」
「えっ?」
「うふふ。ではごきげんよう」
不敵な笑みを浮かべて女性は去っていく。
その後ろ姿は魔性の女っぽく揺らめいている。
あまりに突然な事でよく分からないけど。
あの人、台風みたいだったな。
なんて思ってると女性が突然振り返り、
「今の笑み。大人の女性みたいで良かったですよね。言うならば魔性の女」
全部が台無しだった。
ていうか猫置きっぱなしなんだ。
もう訳が分からないや‥‥‥はぁ、帰るか。
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