椿姫さんと剣士さん

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おかしいな。どっちかと言うとふざけてたアンジェリカさんが悪いと思うんだけど。 「分かりました。私が悪かったのでそんなに不機嫌な顔をしないでくださいよ。零君のそんな表情を見てたら濡れちゃいます」 「・・・」 多分アンジェリカさんは申し訳ないと言ってくれてると思うんだけど。 最後のひとことが全てを台無しにしてるんだよ。 「まぁ、いいです。アンジェリカさんに常識という概念が存在してるなんて思ってないですから」 「零君。私も傷ついたりするんですけど・・・でもいいです。私Mですから。さて、本題に入りましょう」 やっと本題に入れるのか。アンジェリカさんは楽しくて良い人なんだけど。こうやって話が脱線し過ぎなのがたまに傷なんだよな。 「零君。この目の前で固まってるポニテの事をなんて呼びましたか?」 「えっと・・・葛葉さん、と呼びましたけど」 目の前にいる女性は間違いなく葛葉さんな訳で、その人を名前で呼ぶ事と葛葉さんがフリーズするのとなんか関係あるのか? 「私の記憶が正しければなんですが、ポニテは自身の事を【カンナ】と名乗っていたはずです。しかも名乗る前にしっかりとまだ零君に名乗って無かったと言ってから」 ・・・・・・そうだったかな。 でも俺はこの人を誰だか知っている。美藤 葛葉さんという名前でそして・・・
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