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その間に…
膨大な量の人類の歴史が
地球の歴史と共にリモの脳に
流れ込みプリントされていく。
道具、理論、違い、戦争…
これほど醜い生物は地球上に
人類しかいなかった。
やがて人類は
破滅の危機を迎える。
争いが自らを滅ぼす事に
真に気付いた人類は、
やっと平和への道を歩み
始めた。
そして地球は統一の時期を
迎えるのだが…
人類の苦難は
第二章の幕を上げる。
西暦2899年、
丁度100年後に地球に衝突する
軌道の遊星が発見された。
遊星軌道の修正を試みる
計算が始められるも、
得られた結論は
『可能な軌道修正は微量。
衝突を回避するに能わず』
…であった。
可能性を求め
軌道修正計画を推進しつつも
人類は月への移住計画を
始める…。
．
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