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『ダイヤル~オン!』
テレビの中から元気な声が聞こえてくる。
「あ、遊戯王5D'sの時間じゃん」
俺は時間を確認し、テレビの前に堂々と置いてあるソファに腰かけた。
「おう、真央か。ちょうど良かった。一緒に遊戯王を見るぞ」
俺の座った場所のすぐ隣に、クソ親父が座っていやがった。
それだけで胸くそ悪くなったが、遊戯王を見ることを優先した。
真央というのは、俺の名前。
小学校の時は、女っぽい名前でイジメられた過去があり、この名前をつけた親父を恨みまくっている。
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