捨てられた少女

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憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い いつもいつも殴り蹴り…そして捨てる? だったら生まれて来なきゃ良かった。 自分は…いつも…そう考えていたのか? このまま目を覚まして何になる? なんで自分は捨てられた? 思い出すんだ思い出すんだ! あぁ…そうか…自分は魔法が使えない。 魔力がないから。 だから捨てられた。 この自分が生きてる世界には魔力が必要なんだっけ? “そうだよ” 自分の意識の中で誰かの声が響いた。 「誰?」 思わず尋ねた。 “俺はお前……だ。だが…憎しみに囚われるな!” その声を聞いた途端再び意識を失った。
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