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歩『…やだよ!!せっかく星と仲良くなれて、文化祭も成功したのに!!』
星『ごめんな歩人……もぉ二度と歩人に逢えないや…。』
歩『…逢えないなんて言わないで!!絶対逢えるから!!また逢えるから!!』
星『うん、そうだよな。歩人……今までありがとう、楽しかったよ。』
それだけ言うと、星は空へと消えていった。
僕は職員室に向かい、先生に夜神星について聞いた。
でも先生は星の事なんて全く知らなかった。
そりゃそぉだよね、星と出会った時、たまたまこの学校の屋上に居ただけなんだから。
家に帰って携帯を開き、文化祭の前日に撮った写メを見た。
星と2ショットで撮ったはずなのに、写真にうつっていたのは僕1人……。
その後、携帯を握りしめたまま声が枯れるまで泣いた。
星が消えて1年後。
僕ゎ高2②になったと同時に歌手としてデビューした。
そして今は音楽番組の収録の真っ最中だ。
司会者『AYUTOさんは憧れの方など居ますか?』
歩『はい!!芸能人じゃないんですけど、僕と同い年でギターがすごく上手で高1の時にユニットを組んでいました!!でも高校の文化祭でライブした後に突然消えちゃって……。』
司会者『そうなんですか…悲しいですね。』
歩『その時ゎ悲しかったですが、今は寂しくありません!!』
司会者『本当ですか?』
歩『はい!!また逢えるって信じてますから!!』
司会者『それは心強いですね!!それではAYUTOさんに歌っていただきましょう!!AYUTOで………プルメリア。』
~♪この夢がこの夢がいつか叶
う時には僕の隣に君がいてそう
君がいてそっと微笑みあえたら
いいな
~♪
歌い終わってカメラを見ると、スタッフさんの横に星が『うまかったぞ。』って微笑んでる気がした。
END
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