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歩『うん…。』 最後のリハーサルも終え、遂に本番がやってきた。 歩『お客いなかったらどぉしよ…(泣)』 星『1人や2人は居るだろ…(汗)』 そして時間がやってきて、ステージへ上がった。 もちろん拍手がなければ、歓声もない。 星はみんなの反応を気にしながらもギターを弾き始めた。 そして僕も歌い始めた。 ~♪この夢がこの夢がいつか叶 う時には僕の隣に君がいてそう 君がいてそっと微笑みあえたら いいな ~♪ 歌い終わるとシーンとしていた。 歩:やっぱりダメか……。 ワァァァァァァァァ‼ ヒュゥゥゥゥゥゥゥ‼ …など歓声や拍手が聞こえてきた。 歩『ぇ?』 星『やったな♪歩人!!』 歩『………うん♪』 『見直したぞ!!加賀美!!』 『カッコイいぞ加賀美!!』 など、僕をイジメていたみんなが誉めの言葉を僕に浴びせた。 どぉして僕ばっかり…。 少しゎ星の事も………。 と、星の方を見ると居なかった。 歩『あれ?トイレかな?』 僕ゎみんなに一礼してから、ステージを降りた。 その後、屋上へ向かった。 そこにはフェンスにもたれかかって座っている星がいた。
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