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貴方の町のとある公園
そこのベンチに腰掛ける、一人の男性が居た
男性は黒い髪を風に靡かせ、ベージュのマントを身を包み、片手に厚手のハードカバーの本を持っている
彼の不思議な雰囲気を感じ取った貴方は、彼の事をしばし見ていた
するとそれに気付いた彼は、ニコニコ笑いながら貴方に近付いてきた
「どうも」
彼の穏やかな声が貴方に向けられた
「私は吟遊詩人と言う職業のものです」
彼は深々と頭を下げた
「吟遊詩人。聞き慣れた言葉では無いでしょう。そうですね、簡単に言えば....旅をしながら、詩を集め詩を歌う仕事..ですかね?」
彼はニコニコ笑いながら更に貴方に近付いてきます
「どうです?聞いてみませんか?」
貴方は彼の問い掛けに首肯で返した
「わかりました。」
彼は一息に空気を吸い込むと、高良かに詠い始めた
「さあ!紡ぎましょう!ここではない何処かの物語を!!」
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