プロローグ

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 ひどく古い「鉄腕アトム」の「お面」をかぶった「男の子」。    ヒロは「その子」を、ひどく気にいったらしい。  ウチの近くの「みどり公園」にその子が現れたのは、春の半ば、新緑の美しいころだった。  ヒロの方から、その子をみつけたのだ。  あたしの手を、ふりほどくようにしてその子のそばにいってしまった。  半日仲良く遊んでた。  あたしとしてはそのときは、同級生の「モッちゃん」や「トシヤくん」が公園にきてたから、「好都合」だったんだけど。。。  あたしもヒロを気にせずにいっぱい、しゃべったり、遊んだり出来た。 でも。。。 (第一章に続く)
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