魔法交流大会

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ランス魔法高等学校では魔法交流大会というものが年に一度開催される。 わかりやすく言えば魔法を使った運動会である。それぞれが事前に決められた競技を決められた場所で行うというもの。 ライが来ていた場所は、ジャングルだった。競技は騎馬戦だ。 力自慢の魔闘士や腕自慢の魔剣士がうじゃうじゃいた。 (なんでオレはこんなところにいるんだろう…?) ライはそんなことを思っていた。魔法交流大会で最もレベルが高く、また過激なことで有名な騎馬戦。面倒くさがり屋のライがここにいる理由は一週間前に遡る。 回想 「ライバード様。魔法大会の出場種目希望の用紙、今日提出ですが」 「あぁ、書いてなかったな……これ適当に書いて出しといてくれ」 「……了解しました」 フレイルは希望に特になしと書いて提出した。 回想終了 今年はたまたま騎馬戦の人数が足りなかったらしい。そこで、特になしと書いた生徒の中でも割と戦闘力がある生徒を選んだのであろう。
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