prologue

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 ずっと立ったままでカラオケを楽しむことは多分ない。…と思う。  当然、座り順が決まる。当然、男子二人は並んで座る。…と、同じ部活の先輩―サヤ先輩―が言った。  「当然なんですか?」と俺が聞いたら、  「だって、その方が萌えるじゃない?」と返された。  …………………………………。  うん…。流石腐女子って思った。あの時のサヤ先輩の顔はなぜだか今でも忘れられない。  とりあえず『ドキッ!ヲタクだらけのカラオk(以下略』が始まった。
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