prologue

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 好きと上手は違う。  それがまさに俺の歌唱力にも言えた。時々、自分の歌声に泣きたくなるんだけど、それは今どうでも良いと誰かに言われそうな気がする。  集まったメンバーがメンバーなだけに、歌の内容は凄まじくカオス……カヲスだったと思う。  そのうち、それらの歌のカヲスが狭いカラオケボックスにカオス=フィールドを展開させたのか、急に王様ゲーム、もとい、団長ゲームとやらが始まった。  某SOS団の団長の割りばしを引いた人の団員への命令は絶対服従というそのゲーム。  このゲームで、俺はシュン先輩とあることをする事になった。  今思えば、それは限りなく恥ずかしい記憶だ。
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