3733人が本棚に入れています
本棚に追加
ホテルのフロントで鍵を受け取った皇が『お待たせ』と肩に手を掛ける。
寄り添うように乗り込むエレベーターは2人きりで、扉が閉まるより早くkissの嵐。
昇る37階の部屋まで、息を吐くことさえも許されない程に舌を絡め合った。
カードkeyで施錠を解除する手つきは慣れた仕草。
「どうぞ。」
皇が扉を開けると目に飛び込んできたのは…
「…綺麗。」
散りばめられたような夜景。
窓越しに見下ろす都会の街がキラキラと輝く。
この部屋いっぱいに…。
淡い灯火でライトダウンされた部屋が更に高級感を感じさせる。
「気に入った?」
「うん、すごく。」
最初のコメントを投稿しよう!