3716人が本棚に入れています
本棚に追加
/28ページ
「今日…来たのは…ね、皇がいるって…聞いたから…」
「ゾクッとくるね、そのセリフ。」
また強く…私を抱き締めてくれる。
「でも…桜チャン呼んだの皇でしょ?」
「あぁ、忘れてた。」
それは、まるで物としての様な言い草。
「ヒドい男ね…相変わらず。」
「知ってるの、お前だけだし。…俺の黒い部分。」
「お互い様…まだ続いてるの?桜チャンと。」
「カラダだけ…ね。たまに。置いていけばいいだけ、問題ない。」
「…いいの?そんな扱いで。」
桜チャンに悪いと思いながら、特別扱いしてくれるのが嬉しくて。
「勝手に付きまとってるのはアイツだし?…もう桜とはとっくに終わってる。」
「黒いですね…皇様?」
最初のコメントを投稿しよう!