Sad Prince_鳳長太郎

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「ねぇ、長太郎!一緒に帰ろう?」 「うん。そうだね、部活も終わったところだし帰ろうか」 愛しい人の声が聞こえる。 君の一言一言が、こうも俺の心を嬉しくさせる 俺はそんな想いで帰り道を歩いていた すると君は俺にこう言ったね 「…あのさ、宍戸先輩って付き合ってる人とかいるのかな?」 俺の心の底で 何かが壊れる音がした 「…いないよ」 それはまるで不協和音のような音だった
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