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「知るか!!起きてねぇコークが悪い!!」
少女の名前はフォルニカと言うらしい。
その彼女の足元で、コークと呼ばれた青年は、まだ頻りに頭を撫でている。
「うぅ……。けどもう少し他に起こし方があったんじゃないか」
「次からその頭、殴った椅子が壊れるぐらいに、殴って起こそうか?」
「スミマセンデシタ」
コークはフォルニカに頭が上がらないらしい。
「それよりも、手伝って欲しいことがあるんだけどよ。さっさと支度してくれないか」
「起きてすぐに仕事か……」
「あ?」
「直ぐに着替えます」
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