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道の端では、濃い化粧をした娼婦が、煙草を吹かしてあられもない格好で壁に寄り掛かっている。
「ここだよ」
フォルニカが立ち止まった。
「おーい。フォルニカだけど。錬金術師連れてきたよー」
すると、家の中からドタドタと慌ただしく歩く音が聞こえてくる。
「連れてきてくれたかい!!」
そして扉を開いて、中年の女性が現われた。
「おう!こいつだよ!」
「どうも」
フォルニカに指差され、コークは女性に頭を下げる。
「よく来てくれたよ!さぁさぁ入っておくれ!」
女性はまた慌ただしく家の中に戻っていった。
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