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錬金都市レブァミリア。
そこは、名前が示す通り錬金術によって世界的に発展した、有数の近代都市である。
町の形は六角形で、出入り口は東西南北の四つだけ。そこ以外は、全て巨大な城壁が建てられている。
中心には世界最高峰と言われるの錬金研究所が立ち、その周りにはその研究所に務める錬金術師達のの養成所が、軒を連ねている。
町は賑やかで、世界各地様々な土地の特産品が、街の中心から出入り口に伸びる幅の広い街道で、所狭しと並んだ店先で売られている。
だがしかし町の中心から離れれば離れるほど、街道から外れれば外れるほどその賑わいは息を潜め、変わりに静寂が姿を現す。
そんなスラムのような場所の一角に、一人の錬金術師が住んでいる。
熟練の職人によって磨かれたミスリル銀のような鮮やかな銀色の髪に、吸い込まれるようなほど深いルビーのような真紅の目。
その異様な風貌に、彼を知る人々はこう呼ぶ。
『禍の錬金術師』と。
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