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あれは、中学の頃だった。
何の族にも入っていないあたしと美亜は、いろんな奴らに目をつけられていた。
紗「みんな暇なんだな」
美「‥ねぇ、紗姫」
紗「ん?」
美「族作ろうよ」
‥最初は何を言い出すんだ?と思った。
だけど族に興味がなかったわけではなかった。
紗「いいんじゃね?」
美「あたし、つけたい名前あるんだ」
紗「考えんのはえーわ(笑)」
美「でしょ(笑)」
紗「んで?名前は?」
美「‥‥‥‥‥‥‥‥"葵"。」
紗「‥‥‥‥‥いいんじゃね?」
そういう流れで族を作った。
最初はもちろん二人。
だが、もともと有名だったあたし達が族を作り上げたもんだから、他の族の奴は次々と喧嘩を吹っかけてきた。
いつもの日。
あたしらは喧嘩が終わってそこらへんをふらふらしていた。
そこで、実丘に会ったんだ。
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