Episode.4

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あれは、中学の頃だった。 何の族にも入っていないあたしと美亜は、いろんな奴らに目をつけられていた。 紗「みんな暇なんだな」 美「‥ねぇ、紗姫」 紗「ん?」 美「族作ろうよ」 ‥最初は何を言い出すんだ?と思った。 だけど族に興味がなかったわけではなかった。 紗「いいんじゃね?」 美「あたし、つけたい名前あるんだ」 紗「考えんのはえーわ(笑)」 美「でしょ(笑)」 紗「んで?名前は?」 美「‥‥‥‥‥‥‥‥"葵"。」 紗「‥‥‥‥‥いいんじゃね?」 そういう流れで族を作った。 最初はもちろん二人。 だが、もともと有名だったあたし達が族を作り上げたもんだから、他の族の奴は次々と喧嘩を吹っかけてきた。 いつもの日。 あたしらは喧嘩が終わってそこらへんをふらふらしていた。 そこで、実丘に会ったんだ。  
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