Episode.1

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さようなら、オレンジジュース。 そう思った時にはもう全てなくなっていた。 と同時に声が聞こえた。 「うわっ!冷てぇっ!」 「誰だコノヤロー!」 紗「あたしですけど、な・に・か?」 「いい度胸してんじゃねーか!」 紗「あ、喧嘩売ってんすかー?」 美「売る相手間違っちゃったねー♪」 美亜がニコニコしながら言う。 「わかってんならこいや!!!」 紗「‥うっざ‥‥‥はぁ‥‥、わぁーったよ。行きゃいいんだろ?」 あたしは窓から飛び降りる。 この高さならなんてことない。 教室のやつらが騒ぐ。 ‥うっせーな、猿かよ。 紗「おら。さっきの威勢はどこ行ったよ」 「調子に乗るんじゃねーよ!」 相手はあたしにパンチを入れようとするが、それを見切っていたあたしはその手を蹴り上げる。  
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