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あれから数時間が経ち
私達は仕事を終えた。
「今日は皆さんここまでにしましょうか。」
「疲れたぁ~」
「(コクコク」
「三日分やりましたからね!」
「ああ。」
「本当にお疲れ様です。明日明後日は休日ですからしっかり休んで下さいね?」
「「「「はーい(コク…うっす」」」」
「いいお返事ですね」
それぞれ皆は各自の部屋へと戻って行った。
生徒会室に残ったのは会長のいや 臣也と私だけ。
だからといって甘い雰囲気にはならないのだけれど。
何故ってまだ臣也は書類と睨めっこしている状態だから。
(俺様な性格なのに、真面目だなんて、本当びっくりします。まぁそんな所に惹かれましたからね。でもほっとかれるのは心外ですね。)
声をかけてみることにする。
「会長?」
「……。」
「かい…臣也?」
「あ?」
「皆帰りましたよ?」
「ああ。」
「終わりにしませんか?」
「もうすこし」
「私との過ごす時間を短くするのですか…?」
意地悪な質問を投げ掛けてみる。
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