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少しゆっくりしたとこで 仕事の週末の報告をする
「週末のまとめですが、来週末の会議で、新入生歓迎会の催しについて話し合います。」
「…ああ」
「役員全員出席、委員長全員出席風紀委員長副委員長出席となり、午後一からとなってます。」
「…」
「…?」
返事がないので、書類から目を離し隣に座っていた臣也をみたところ
「寝てますね。」
今週は入学式等があり忙しかったため、十分な睡眠が取れていなかったのでしょう。
スヤスヤと眠る目の下には、うっすらだが隈がある。
「貴方はいつも頑張りすぎなんですよ。」
と声をかけて、頭をゆっくりと撫でる。
役員や生徒たちの前では 常に気をはり、隙を見せない彼
だからこうやって、私の傍で気を許している姿を見せてくれることにとても優越感がある。
座ったまま寝てては身体が痛くなってしまうため起こさないように私の膝に頭を倒した。
また頭を撫でながら、
「ゆっくり休んで下さい」
額にキスをする。
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