6人が本棚に入れています
本棚に追加
/43ページ
「リベット様?」
「ん~…」
「リベット!様?」
「あぁ…もう5年……」
とうとう少女の中にあった何かが切れた
「早く起きなさーーーーい!!!!」
「敵襲ーーー!!!」
耳に響いた轟音で驚いた少年は咄嗟に危険を察知したようだ
「敵襲じゃありません!!」
「え?あぁ…なんだ姫か…どうされました?」
「どうもこうもないです!何をされているのですか?」
「え?何をって……」
しばらく少年は考え込んだ
「昼寝だ!」
その答えに呆れてしまった少女
「そうです…確かにあなたは昼寝をしてました…」
「でしょっ!」
「でしょっ!じゃありません!あなたは今何をすべきですの!」
それを言われた少年はまた少し考え込みこたえた
「あっ!そうだ!」
「そうです!」
「俺は今から昼寝をするんだ!」
「違う!!」
横で首を大袈裟に振る少女も見ずに少年はまた寝入る
最初のコメントを投稿しよう!