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霊夢
「あー、暇すぎて死にそうだわー。………異変でも起きてくれないかしら」
箒を片手に神社を掃除する巫女、博麗 霊夢(自称 楽園の素敵な巫女)はぽつりと呟いた。
この人物こそ、幻想郷最強にして様々な異変を解決するスペシャリストである。
萃香
「いやいや、おかしいだろ立場的な意味で」
霊夢の隣からツッコミをいれたのは伊吹 萃香。
見た目は小学生っぽいのだが、腰には酒の入った瓢箪、腕には鎖。極めつけに頭には角が生えていた。
彼女は人間ではなく、鬼である。
アル中であり、ロリ鬼である
霊夢
「でも、いくらなんでも最近、平和すぎるわよ。……いっそのこと、私が異変でも起こそうかしら」
ゾクッと、萃香の背筋に寒気が走った。
彼女ほどの実力の持ち主なら、幻想郷をひっくり返すほどの異変を起こすのは可能である。
或いは幻想郷そのものを壊滅できるかもしれない
霊夢
「あら、真に受けたの?冗談に決まってるじゃない。」
軽く笑いながら萃香に言い放つ。
萃香
「……冗談に聞こえない」
本当に異変解決のスペシャリストなのか疑問である。
萃香
「そういえば、魔理沙はこないのか?今日は酒飲むぞーって言ってたのに…」
霊夢
「そろそろ来てもいい頃だと思うけど…」
魔理沙
「ふぃ~、やっと着いたぜ。おーい、霊夢ぅー、萃k…『うわあああああっ!!?!?』なっ、一体何なんだz…『あべしっ!』
博麗神社に着いたばかりの魔理沙に待ち受けていたのは、スキマから落ちてきた外来人トミーの頭突きであった...
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