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とりあえず、トミーは目の前に佇む木造建築の建物に歩み寄る。
第一目標はここの家主と話し合うことだが一応、護身用の銃を何時でも取り出せるようにした。
無論争いは好まないトミーだが、場合が場合だ。 見知らぬ土地の人間が好戦的じゃないとは限らない。
だが、木造建築物や周りの景色を見る限りここは'ジャパン,じゃないかと予想を立てる。
まぁジャパンは平和な国と聞いてるからそんな物騒な事にはならないと思うけど…。
……念には念を、安全装置を外しておいた。
建物の周りを歩き、入口らしき物を探すトミー。
そこで、ようやく現地の人と出会う事になる。
建物から出てきた巫女服(トミーは知らない)姿の少女はこれから宴会でもやるのか、手に酒を持ちトミーとばったり出くわす。
少女は目を丸くし、突然現れたトミーを驚いて見ていたがトミーの手元に視線を移すと急に睨みつけてきた。
トミー
「………………ハ、ハロー?」
余りの対応の変化に理解できず、とりあえずコミュニケーションを図ろうと試みる。 ぎこちなく手を挙げ、自国の挨拶を交わす。
だが少女からの返答はーーーーーー
ーーーーーーー無情にも弾幕だった。
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