ひぐらしのなく頃に

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つい先日、 私は家族で旅行に行ってきました 場所は熊本 趣のある温泉旅館に泊まり 一行は順調に旅を続けてまいりました 帰路につくまでは・・・ 翌日に母の仕事があるとの事で カーナビに‘距離のみ’を考えた 最短ルートを検索、指定しました それがそもそもの 間違いでした 車は道なき道を タイヤを擦り減らしながら走り 案内音声の赴くまま 一行は大分の山奥に足を運んでいました カーナビには山としか映らない そんな場所に 寺院とおぼしき所がありました 興味本位で駐車場に車を止め 寺院の入口へと行きました 入口には二人の門兵は扉の両端に 座っていました 父が近付くと 彼らは武器を突き付けてきました 私は驚きのあまり 足は動かず ヤバい そう心の底から感じました 彼らに 立ち去るように言われ ようやく矛は下ろされたのです よく掃除の行き届いた白い寺院 中を隠すかのように続く土塀 その大きさは 横 約300m 縦 約500~600m という巨大なスケール 裏口とおぼしき場所から 中を見る事は出来ましたが 今までに見た事もない 鎌倉時代の屋敷と現代の高級官僚が 合わさったかのようでした その場を立ち去ろうと車に乗り込み カーナビを今一度、確認しました すると一つの名前が映されていました その名は…… 狭間の町・鬼崎 終わらぬ土塀を抜けると ビル四階分に相当するであろう 観音像が建ち並んでいらっしゃいました それだけでなく 小さな仏像は所狭しと置かれていて その門は 巨大な腕が合掌をしているものでした もう不気味さのあまりで仕様がなくなっている私に 更なる追い討ちをかける光景を目にしました それは村中の人間、市役所の人 そして警察であろう人達が まるで蟻のように 押し寄せ 車を取り囲みはじめたのです 道が狭い事もあり また、人をひく訳にも行かず ただ車はその歩みを止めました 私はドアの鍵を閉め その状況が過ぎ去るの待つばかりでした その山を抜け 麓の町で食事をとりました その時の店の主人に 山奥であった村の話を尋ね そして店主は こう答えました・・・ あそこには近付くなっ!! ここまで読んでくれた方ありがとうございます この話は実際に私が出会った 脚色のないノンフィクションです 興味のある方は、どうぞ鬼崎へ
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