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「悲しい気はするけど、もしそうならめでたいでしょ?」
『…それは悲しいって事?』
「まぁ……そんな感じかな」
『なっ…なんか……恥ずかしいけど嬉しい…』
「なんかごめんね…」
『なにが…?ってゆうか、私も我音君と付き合う人によってはヤダな………』
この時、我音は胸が苦しくなった。
…………春風さん……
「ありがとう。嬉しい!!」
『本音を言ったまでよ(^・ェ・)!!(笑)』
「あはは。尚更嬉しいよ♪」
『我音君…そろそろ眠い…』
「あっ…寝る前に1ついい?」
『なに?』
「その……今度どっかいかない?」
『うん…。いいよ(^^)』
「ありがと!…それじゃあ……おやすみ。」
『うん…おやすみなさい』
我音は自分の心臓の鼓動を感じていた。
「おれは……俺は春風さんが…好きだ!!!」
部屋の中で叫んだ。
時刻はすでに3:40。
菊乃のメールを見るたびに睡魔を破壊していた。
小鳥の鳴き声が聴こえる。
今なら全てが許せる気分だった。
「あははは…こんな気分…久しぶりだな」
我音から笑みがこぼれた。
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