ACT.1

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「悲しい気はするけど、もしそうならめでたいでしょ?」 『…それは悲しいって事?』 「まぁ……そんな感じかな」 『なっ…なんか……恥ずかしいけど嬉しい…』 「なんかごめんね…」 『なにが…?ってゆうか、私も我音君と付き合う人によってはヤダな………』 この時、我音は胸が苦しくなった。 …………春風さん…… 「ありがとう。嬉しい!!」 『本音を言ったまでよ(^・ェ・)!!(笑)』 「あはは。尚更嬉しいよ♪」 『我音君…そろそろ眠い…』 「あっ…寝る前に1ついい?」 『なに?』 「その……今度どっかいかない?」 『うん…。いいよ(^^)』 「ありがと!…それじゃあ……おやすみ。」 『うん…おやすみなさい』 我音は自分の心臓の鼓動を感じていた。 「おれは……俺は春風さんが…好きだ!!!」 部屋の中で叫んだ。 時刻はすでに3:40。 菊乃のメールを見るたびに睡魔を破壊していた。 小鳥の鳴き声が聴こえる。 今なら全てが許せる気分だった。 「あははは…こんな気分…久しぶりだな」 我音から笑みがこぼれた。
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