マキタソ

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ー-壁が見える-ー-ー と。 マキタソは続けた。 「このサークル創設当時は素晴らしい輝きを見せていたサークルでした、でも…今は違う。」 何が  何が違うのか? 「だらけ、です、だらけの為にサークル自体が力を失いつつあり今がその時、サークルを戻すには限りもない"力"が要ります…サークルを取り戻す程の、ね」 だらけ?  当たり前だろ? そう言うサークルなんだから 「それに言ったはず、只単に殺し合うだけではない…生き残った1人は…」   「願いを1つ叶えられます」 「な…んだよ…」 淡々と 何かが狂い始めている 俺は溜まらず叫んだ。 「それだけの為に殺し合うってか!?ふざけんなよ!!他に方法が在るはずだろ!?なぁ?…ヤシャ…?」 同意を求めたい筈のヤシャの目、みんなの目は 狂気で満ち溢れていた。
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