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「おい霊夢」
神社にやってきた
黒と白のイメージの
魔女みたいな姿の
金髪の少女がいた。
彼女の名前は
霧雨魔理沙。
この幻想郷を統一し、
昔の幻想郷に戻そうと
考えている一人である。
「なによ……」
出てきたのは
赤と白のイメージの
巫女である
博麗霊夢である。
彼女は幻想郷の平和の為に
今まで戦っていたが、
この争いに希望を失い
今はやる気を無くして
毎日神社で寝ている。
「霊夢、魔軍に入ってくれ!」
いつも魔理沙は
ここへきて
このように頼んでいる。
それは親友だからか
彼女の力を信じているからか
それとも
彼女を生き返らせたいからか……
「何度も言わせないで、私はもう嫌なの」
そういうと
霊夢は扉を閉めた。
もう何回になるか……
魔理沙は毎朝毎朝
神社へきて
頼みにきている。
そして結果はいつも
「やらない」
といわれるのである。
「仕方ない」
神社を後にした魔理沙は
家へ帰った。
他に行くあてはない。
もう魔理沙の知っている人には
霊夢しか会えないからだ。
正確には
行方がわからず
会えないのだ。
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