第一章  病院のタブー  

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 病院に診察に「こられたとき」に、わざわざ4階病棟にいらして、まだ入院継続中の「ぼく」に、小さな花のバスケットを、持ってきてくださいました。    ぼくだけでなく、そのとき「奇妙に」「特に」仲良くなっていた患者さん「数名全員」にですが・・・    ぼく以外は、全員、共和病院から「日赤病院」「県立がんセンター」などに、再診療のために入院し、やはり「手術は無理」と判断され、共和病院に戻された人でした。    花を贈られて、なんか「哀しい」気持ちになりました。    でも、それだけで「世話を焼くな」「仲良くならない方がいい」と、言ってるわけでは、ありません。  中には、「危険な患者さん」だっているのです。    お隣の「患者」さんの「床に落ちているバッグ」を拾い上げて、テーブルに置いてあげただけで、「訴訟」するといわれるとは、夢にも思いませんでした・・・ (第二章に続く)
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